令和7年秋

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 尺八とはつくづく不思議な楽器であると思わずにはいられません。昨年11月に脊椎分離症の入院回復手術を行い、第五脊椎の乖離部にチタンのボルトで覆いをかけてから、丹田に力が入らず、力一杯吹けずにおりました。いわゆるスランプです。ところがこの夏あたりから、若い頃からの癖である力みが消えて軽く吹くことが出来るようになり、すると音が今まで以上に出るようになってきたのです。古希を過ぎてから、上達が自覚できるような管楽器が他にあるでしょうか。運指は歳とともに覚束なくなっても、音色、音量が増してくるような楽器が存在するでしょうか。秋の演奏会シーズンに向け、稽古に力が入るようになってきたこの頃です。稲輔

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