世界文化遺産で賑わう平泉の天台宗中尊寺、その末寺で平泉町毛越にある天台宗 松平山自性院(ご住職 千葉亮信師)に於いて、昨年の霜月に御本尊の供養と併せ信徒の祈願法会が執り行われ、我々竹友が献笛奉納しました。
読経に先立ち、参道では「一二三鉢返し」を吹く虚無僧の出で立ちでご住職を先導し、本堂に向かいました(写真)。また自性院は俗に「風の寺」とも呼ばれていることから、三つの山々を吹き抜けた風を意味する「三谷菅垣」を、導師を本堂に迎える曲としました。
読経、祈願法会が終り、導師が退堂する際には「水は器」を箏との合奏でお送りました。絃方は箏糸会の佐藤テル子先生にお願いしました。箏との合奏は初の試みでしたが好評だったようです。
(since 2011.04.18 全国竹友会事務局)