令和4年秋

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幾分暑さがやわらぎ、セミに代わって虫の音が耳に届くようになってきました。ここ3年にわたって世界中を混乱に陥れた新型コロナの感染拡大も、高止まりながら共生(with corona)の方向で収束しつつあるようです。このような中、全国竹友会の各支部では工夫を凝らしながら、平時の活動へ舵を切ろうと様々な工夫を試みて参りました。その結果、7月から9月の間で、合宿行事が4回、出演した演奏会が5回、講習会&勉強会&稽古会が6回と、一部には中止の憂き目を見ざるを得なかった行事企画もありましたが、充実した夏を過ごすことが出来ました。私も合宿行事には全4回共参加し、皆さんとの交流を深めて参りましたが、その意気軒高な姿を見るにつけ、やはり一つの芸事に打ち込んで、健康を維持しながら、目標に向かって精進することの大切さを学びました。一方で、残念ながら高齢のために会を離脱される方もコンスタントに発生し、会員数は年々細って行くばかりです。何とか若い世代に日本の古典芸能、尺八の持つ精神世界、日本人しか持たない幽玄の境地を伝えていかなければならないと考えております。その準備に追われているところですが、ここまでコロナに一度も感染せずに事務局業務を続けて来られたのも尺八のお陰であると感謝し、今年最後の四半期を迎えたいと念じております。稲輔

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