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       認定試験受験記(その1)

2005年を迎え、お屠蘇気分の中、認定試験のことはすっかり頭から抜け落ちていました。
1月も後半になってふと思い出し、会報を見ると、「申込期日は1月末日まで」となっているではありませんか。一瞬、「このままいっそ忘れた事にしてしまおうか」と言う邪心が働きましたが、そんな事したら他の竹友、特に竹より酒の某兄弟子から、「敵前逃亡した」との誹りを受けるのは確実だと思い直し、申込の葉書を出しました。
2月に入り、年度末を控えて仕事が忙しくなった頃、三曲協会から受験票と受講料の振込用紙が届きました。
もう、逃げも隠れもできませんが、年度末の駆け込み仕事に謀殺されて、勉強はほとんどしていません。
特に2月後半から休日出勤が増え、試験前日も顧客の都合で出勤となったことは、終末にまとめて勉強しようと思っていた身としては、痛手でした。
楽典はどうにか理解できるものの、邦楽概論、中でも歴史的な人名や事柄を覚えるのが大変で、この歳になって記憶力の衰えを痛感しました。
この連載の三回目に書いた某IT委員の、「忙しい仕事の合間に受験するんだから、落ちても恥ではない」と言う言葉が唯一の救いです。そんな、なんとも心許ない状態で、試験当日を迎えました。

(以下続く)